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安静冒険の掟

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IMG_0436安静冒険の「安静」とは、日常生活で風邪をひいたときの「安静にしてくださいね。」とはワケが違う。
病院系大陸での冒険中は、よほど問題のある人でない限りは預言者の指示に従うのでいいものの、特に注意してほしいのは、自宅・実家大陸での冒険中だ。

切迫妊婦族たるもの、「よき妻・よき娘・よき嫁・よき会社員・よき友人」としての顔は、安静冒険中は潔く封印してほしい。

この封印との戦いこそが、安静冒険のラスボスとも言える。
「一定期間周囲にかける迷惑」と「勇者の生命、生涯の健康」を秤にかければ、答えはただ一つ。
これだけは、肝に銘じておきたい。

自宅大陸での安静度について


「安静中だけど、騎士に悪いから家事くらいはしないとね。」
「安静中だけど、親の介護があるから多少は動かないと。」
「安静中だけど、義父母が来たときに横になってるわけにはいかないわよね。」
「安静中だけど、どうしても終わらせなきゃいけない仕事があるから、今日だけは職場大陸に行こう。」
「安静中だけど、上の子の幼稚園の役員だから、他の保護者の迷惑になるし、行かないと。」
「安静中だけど、友達と約束した旅行の予定をキャンセルしたくないし、ゆっくりできるプランだからいいよね。」

すべてダメ。このような行動はすべて厳禁である。

「安静冒険の掟」とは、預言者の指示に従うことだが、
トイレ・食事・最低限の洗面以外では、基本的に「ベッドで身体を横にしていること」が鉄則だ。
許される外出は、妊婦健診および異常を感じたときに預言者の指示で診察に行くときのみだ。

膨大な時間を自宅安静冒険に費やしていると、特に「よき妻」の顔が、封印を破って出てきそうになる。
「切迫流産だったけど、夫に悪いし家事くらいはしてましたよ!」などという元切迫妊婦族が見受けられるのも、分かる気はする。
確かに、結果的にそれでも問題なかったケースはあるだろう。
しかし、安静冒険の掟を守り切ることができず、実際に「早産」に至り、あらゆるリスクを背負ってNICUへ向かった勇者が歴史の陰に数多く存在するのも、事実なのだ。
切迫妊婦族と言えども、経過は千差万別。「よき妻」をしていて大丈夫だった者がいようと、主人公も大丈夫という保障はないのだ。

主人公を脅すつもりは決してない。
ただ、後悔のないように、できることはしよう。主人公にできることとは、安静冒険の掟を厳守することなのだ。

賢者アカボシも「家事はあんまりがんばり過ぎないで。シャワーは別に毎日でもいいですよ。」
が自宅安静冒険に出発したときの預言者の指示であった。
しかし大事をとって、シャワーは週一にし、ベッドのわきにサイドテーブルを置き、
ウテメリン(錠剤)、携帯、陣痛タクシーの連絡先をスタンバイしていた。
ちなみにトイレは寝室の目の前、食事するリビングも近く、階段での移動はなかった。
さらに玄関、浴室、洗面室にも椅子を置き、必要最低限の移動を除いて立つ姿勢はほぼとらなかった。

その後の経過を見る限り、あの自宅安静冒険の時期に安静の掟を徹底的に貫き、本当によかったと思っている。

自宅大陸の攻略法を参照し、できるだけ身体の負担を減らす工夫をして、強い意志をもって安静冒険の掟を貫こう。
また、騎士は切迫妊婦族の「よき妻」の顔が出そうになったら、「それくらいのことは俺を頼れ!今は勇者のために寝てろ!」と叱るくらいでいい。

病院系大陸での安静度について


病院系大陸ではひたすら預言者の指示に従えばよい。
なかなか騎士が面会に来れない場合でも、身の回りの世話は妖精が担ってくれるので、堂々とお任せしよう。

なお、週数や経過によって、安静度は変化する。
病棟内を自由に歩いていた切迫妊婦族が、次の週では車イス移動になっていた、というのは当たり前の光景だ。
「前は大丈夫だったから……」と考えるのは厳禁。預言者の最新の指示を聞くように注意しよう。

賢者のいた大学病院での安静指示は以下の通り。
賢者自身は、S級以外はすべて経験済みで、A級の期間が最も長かった。
フリーになったのは勇者がLv36に達し、安静解除となってからだ。

•安静度S級…トイレは尿管、食事寝たきり、診察•洗浄すべてベッド上、シャワー不可で身体拭き介助

•安静度A級…トイレ車椅子、食事の上体起こし可、診察•洗浄時は診察室まで車椅子移動、シャワー不可で身体拭きは自分

•安静度B級…トイレ•診察室まで歩行可、シャワー週1〜可

•安静度C級…産科病棟内歩行可、シャワー制限なし

•フリー…歩行•シャワー制限なし、必要に応じて外泊許可あり

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