さて、育児冒険の必需品であれば騎士任せでもよいのだが、勇者のメモリアル関連のアイテムについては話は別だ。
大抵の騎士は、実益の伴わないアイテムまでは、正直手が回らないと思う。
そして主人公自身も、産んでからではもう考える余裕がなくなってしまうかもしれない。
こだわりがある主人公なら、主体的にチョイスしてネット購入＆騎士に頼むのがいい。
一生に一度のチャンス。勇者出産時から必要な物もある。時すでに遅し、と後悔しないためにも、興味のある物は安静冒険中から抜かりなく揃えておこう。
写真・動画を残す
これは騎士の得意分野かもしれない。
勇者の出産は、デジカメやビデオカメラを買い換える絶好の機会だ。もし可能ならば、立ち会い出産のときから感動の動画・写真を残してはどうだろうか。まさに産まれたての勇者の動画・写真は、一生ものだ。
最近はスマホのカメラで十分と考える人が多いが、勇者はよく動く。特にハイハイや一人歩きで移動する頃になると、スマホのカメラでは勇者がブレて撮影が困難になる。またカメラの起動に時間がかかるスマホでは、勇者の決定的瞬間を撮り逃してしまう。やはり手元にデジカメとビデオカメラは必須である。
納得のデジカメやビデオカメラをこの機会に用意しておけば、勇者が成長しても、お遊戯会や小学校の運動会に至るまで、長く使用することができる。
「Canon デジタルカメラ PowerShot S120 」
バッテリーの持ちが短いのが難点だが、ピント合わせが速いので、動きの速い勇者でも決定的瞬間を逃さず撮影できる優れ物。デジカメとしては画質も秀逸だ。
「JVCKENWOOD JVC ビデオカメラ EVERIO GZ-E565 内蔵メモリー32GB GZ-E565-N」
購入するときは迷ったが、今はもう大満足。衝撃の出産シーン（立ち会い出産だったため騎士アカネグモが撮影）から勇者の成長をバッチリ収めている。
０歳児はとにかく成長がめざましく、写真では伝わらない動きも動画で残せば、ほんの数ヵ月前の動画でさえも、懐かしく感じる。テレビに接続して騎士アカネグモと観賞するのがいつもの楽しみだ。小型で気軽に扱えるのも◎。
手形・足形をとる
手形・足形は昔からのオーソドックスなメモリアル記念品だ。主人公の両親世代から出産祝いとして贈られる場合も多いが、今はバラエティに富んだグッズが揃っているので、気になるものがあれば複数用意してもいいだろう。
「手形 足形 付き 命名紙 写真 命名 手形足形 お誕生 の記録に」
勇者アカ坊誕生の際、長老夫妻から贈られた手形・足形・命名紙。
このように命名紙に手形・足形がついていると、お七夜の席でも披露でき、よい記念になる。その後しばらく部屋に飾っておいた。
簡易だが古風なメモリアルアイテムなので、筆ペンで勇者の名前を書けば、親戚等に披露する場面でも年配者に喜ばれるだろう。
「マイファーストイヤーレリーフフレーム」
フォトフレーム一体型なら、写真と一緒に保存することができ、見た目もオシャレでインテリアとしても大活躍だ。
勇者の手を拘束することになるので、液をつけて手形を取るタイプより、粘土タイプの方が取りやすいと聞いたことがある。
へその緒をキレイに収納する
へその緒を病院からもらえる場合、簡易な桐箱に収められていると思う。
オシャレな小物入れに変えて保存しておくのもいいだろう。
「オオサキメディカル dacco ダッコ さいたい箱 メモリー」
エコー写真を保存する
勇者と共に乗り越えた安静冒険。冒険中は辛く、不安で、不自由な毎日であったが、同時に勇者と一体である幸福感を十分に味わえた感慨深い日々でもあった。
そんな日々が形となり残っているのが、エコー写真。切迫妊婦にとっては、特に思い入れが深いメモリアル品ではないだろうか。特に病院系大陸にいる者は頻繁に手に入れることができたと思うので、収納枚数が多めのものを選ぶのがオススメ。
安静冒険の証を整理し保存しておけば、将来勇者が反抗期を迎えたときに、強力なアイテムになる・・・・かも？？
「超音波写真アルバム【ナチュラル】スペシャル」
胎毛を筆やジュエリーにして残す
エコー写真とならんで、切迫妊婦にとって思い入れの深い安静冒険の証となるのは、勇者が胎内にいた頃からの髪の毛・・・・すなわち胎毛・ファーストヘアーとよばれるもの。
あまり一般的には知られていないが、胎毛を保存しお守りとする習慣は、古今東西に存在する。
すぐに勇者の髪は生え変わり質が変わってしまうため、胎毛がフサフサだった場合はぜひ保存しておきたい。
最もオーソドックスなのは胎毛筆。文字通り筆の部分に胎毛を使うのだが、記念品なので実際に使用することはないだろう。
また、最近は指輪やペンダントといったジュエリーにアレンジするサービスもある。
「赤ちゃん筆【光文堂】胎毛筆／お仕立券」
カットした胎毛を郵送すると、オーダーメイドで世界で一つの胎毛筆に仕立ててくれる。
日々の育児記録を残す
賢者アカボシの大失敗談も披露しよう。
毎日の育児記録をつけておけばよかった・・・・。新生児の頃はウンコした時間や授乳時間などをせっせとメモっていたが、授乳が軌道にのってからは成長記録まで書かなくなってしまった。
「あー、書いておけばよかったな」「今からでも書かないと」「でも結構時間たっちゃったし・・・・」そうこうするうちに勇者アカ坊は寝返り、お座りし、ハイハイし、立ちあがり、歩き始めてしまった。
写真があるので大体の日付は分かるものの、詳細に「この日に初めて○○した！」という記録がないのだ・・・・。大きな事件だけではない。「初めて物を握れた」「初めて物を手渡してくれた」「初めて積み木を二個つみあげた」などなど、勇者の変化はどんなに細かくても一大事。そのたびに、「ああ、記録をとっておけばよかった・・・・。」となってしまう。
簡単でもいいから、そのときの感動のコメントも交えて残しておくべきだった、と後悔しきり。何年たっても見返して、楽しめたはずだ。
勇者が産まれたその日のうちから簡単にでも書けるように、育児ノートは必ず出産前に用意しておくことをオススメする。
「ミドリ HF ダイアリー 育児」
授乳時間や体重などの勇者の成長記録から、主人公の感想まで、一まとめに管理できるフォーマットだ。
