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wikipedia天皇系図回覧法

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wikipediaで歴代の天皇・皇后の名前を見る。
読み終わったら、次の天皇の名前をクリックする。これを神武天皇から125代まで繰り返す。

別に右寄りの人でなくてもよい。天皇に興味がなくてもいい。

面々と血でつながる家系を読み進んでいくうちに、
「ああ、次世代に命のバトンを渡していくとは、なんと素晴らしい役目であることか」
「今おなかにいる勇者は、過去から綿々と連なってきた命なのだ。医療もない時代でも、勇者の代に到達するまで、
妊娠と出産は無事重ねられてきたのだ。きっとこの子も大丈夫だ。」
「おなかの勇者の子の子の子の子の子…一体どんな未来につながっているのか」
と、マクロの視点を持つに至る。

そうすると、たった1代の正期産までの時間が、ちっぽけでありながらも貴重な時間に思えてくるのだ。
目の前の不安に押しつぶされそうになったときに、
マクロの視点を手に入れていれば、心を静めることができる。

個人的に響いたのは、皇后ではないが、「蘇我堅塩姫(そがのきたしひめ)」という女性。
蘇我馬子の姉であり、聖徳太子の祖母にあたる。現在の天皇の血統に、蘇我の血を残した女性である。
蘇我氏って、日本史に出てきた大昔の一族。その血が現在の天皇に流れているとは…
深く感銘を受けたものである。

今、主人公のおなかにいる勇者も、その血を遠い過去から受け継いでいる存在に他ならない。
うまくすれば、遠い未来へ受け継いでいくかもしれない。
天皇のような系図はないが、どの人間でも血のつながりの中に生きていることに変わりはないのだから。
命のバトンに携わる人々、そのすべては神秘であり、底知れぬ力強い生命力を備えている。

ちなみに。徳川幕府でも試してみたが、徳川幕府の将軍職では血の直接のつながりはあまり感じられなかった…

『古代天皇系図―初代神武天皇~第50代桓武天皇』
もし興味が出てきたら、マニアックだが、こういった本もある。
特に古代の天皇系図の複雑さにはビックリさせられる。例えば、聖徳太子の両親は、父親が同じで母親も姉妹同士という・・・・そんなんアリ!?
しかしウテメリンもなかった時代に、よく血をつなぐことができたなぁと・・・・。当時も認識できなかっただけで、切迫流産・切迫早産はあったはず。というか、出産ってどうしてたの??うーん。

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