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呪いの兆候と対処法

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切迫流産・切迫早産の呪いについては、呪いが進行し手遅れとならないうちに、いち早く気づき、適切な対策を打つことが肝心である。
安静冒険は確かに大変だ。だが、すでに呪いを把握し、預言者の指導のもとに対策を打てる状況なのだ。
呪いを受けたという自覚がなく行動していた結果の、流産・早産・・・・これこそが、最も避けたい事態である。

呪いの兆候に気づき、対処できるようにするには、

①妊婦検診を怠りなく受診すること
②出血・腹痛・お腹のはりなど心配な症状を自覚したら、安静にして預言者に連絡し、指示を仰ぐこと
③妊娠中は通常の身体の状態とは違うのだと心得、普段から無理な生活をしないこと
④たとえ経過に異常がなくても、安易に旅行の計画を立てず、普段の生活圏内で行動し、かかりつけの病院から遠く離れないようにすること

が肝心である。

診察で子宮頸管長が短いと分かる


子宮頸管とは、勇者が出産時に通る最初の試練の道・・・・産道にあたる部分だ。
通常は40mmほどで、週数が進むと短くなっていく。正期産に達していない時期にこの子宮頸管が通常より短いことが分かると、「切迫流産・切迫早産」と判断され、安静冒険の始まりとなる。
ちなみに賢者が安静冒険を繰り広げた大学病院大陸では、子宮頸管長が25mmを切っているかどうかが、安静冒険の舞台が病院大陸か自宅大陸かの境目とされていた。これは病院系大学によって多少基準が異なる。また、その時点での週数や、後述する腹のはりといった症状とも合わせて判断される。

子宮頸管の長さ・・・・子宮頸管長に一喜一憂する切迫妊婦族は多いだろう。確かに、子宮頸管長は早産の危険に直結するとされているが、1mm単位の変化で即早産となるわけではない。週数が進み妊娠後期となると縮んでいく傾向があるのは当たり前なので、必要以上に気に病まなくていい。
逆に、診察の回によっては回復している(伸びている)こともあるが、子宮頸管はいったん短くなると、最低値は回復しないため、伸びていたからといって切迫流産・切迫早産が完全解決するというわけではないのだ(ただし伸びていれば「安静冒険の成果が出ている良い傾向」と言える)。
大切なのは、預言者の指示に従い、安静冒険の掟を守ることだ。

子宮頸管長は、当然ながら、常に自覚症状があったり自分の目で確認できるわけではない。預言者の秘術「超音波」のみで知ることが可能だ。したがって、妊婦検診を怠りなく受診すること、異常を感じた場合は安静にして預言者の指示を仰ぐことが何よりも大事だ。

お腹のはりを感じる


子宮頸管長が短くなる主な原因は、お腹のはりだ。妊娠後期となれば、通常の妊婦でも張りを感じるようになるので、判断が難しいところだ。
週数が浅いのにはる、横になってしばらくしても収まらない、規則的にはり続ける、10分間隔を切る・・・・という症状がある場合は、要注意だ。そのはりが陣痛につながってしまう恐れがあるためだ。自宅大陸にいる場合は、即預言者に連絡し、移動して診察した方がよいか、安静のまま様子を見た方がよいか、症状を説明して指示を仰ごう。

診察では、「NST(ノンストレステスト)」と呼ばれる機材を用いて、はりを正確にとらえる。ズラズラと折れ線グラフが出てくるが、腹がはったときは、ピコっと折れ線グラフが山形になる。また、はっているときに勇者の心拍が低下していないかを確認するため、勇者の心音チェックも同時に行う。
これは病院系大学で安静冒険をする切迫妊婦族にとっては、日課だ。毎日もしくは隔日で行う他、規則的なはりを自覚した場合は、妖精コールで装着してもらう。そして結果によっては、魔法薬の濃度・定滴量がアップするのである。
装着前にトイレに行っておき、横向きで苦しくない体勢をとり、何かあったら妖精を呼ぶようにしよう。

出血や腹痛


自覚しやすい症状としては、出血や腹痛が挙げられる。妊娠初期の不正出血は決して珍しくはないが、妊娠中期以降の不正出血は特に要注意である。少しでも出血を確認した場合はまず安静にし、預言者に連絡し症状を説明して指示に従おう。腹痛の場合も同様である。

子宮筋腫の変性痛


筋腫合併妊娠の場合、勇者が筋腫の大きさを上回る20w前後に子宮筋腫が変性をきたし、激痛に見舞われる恐れがある(必ずしも変性するとは限らない)。変性の痛み自体が流産につながるというわけではないが、子宮の収縮を促すことで、子宮頸管長が大幅に縮んでしまう場合がある。これが子宮筋腫を原因とした切迫流産・切迫早産のメジャーなセオリーだ。

痛みが激しい場合は病院大陸へ移動することになる。その後の診察で子宮頸管長の短縮がみとめられれば安静冒険となるが、変性をきたしたからといって、切迫流産・切迫早産となるとは限らず、激痛が引いたあとは通常の生活をして問題ない場合もある。
筋腫が痛み出したら、無理して我慢せず預言者に連絡して診察を受けるようにしよう。
ちなみに激痛には魔法薬「カロナール」が大活躍するので、もし筋腫合併妊娠で変性痛を恐れている場合も、悲観しなくていい。

無自覚のまま


子宮頸管無力症で子宮口が開いてしまう場合など、「無自覚のまま」流産・早産が進行してしまうケースもある。
異常に気付いたときには、すぐに安静の姿勢をとれること、そしてかかりつけ病院に移動できる場所にいる必要がある。

妊娠中の旅行、ちょっと待った!!


妊娠中、安定期になると旅行の計画を立てる妊婦族が多いが、賢者が預言者に聞いた話によると、旅先でまさかの切迫流産・切迫早産、もしくは「早産」となり、運び込まれてくる妊婦族が後を絶たないのだそうだ。そのような場合、初対面で勝手が分からない妊婦族を、預言者が緊急対応することになってしまい、お互いにハイリスクである。そして安静冒険開始となれば、もう旅先から帰ることができないのだ。
さらに最悪の場合、旅先で受け入れ先が見つからず、搬送拒否、たらい回し・・・・という、悪夢のような事態が待ち受けている恐れがある。
切迫流産・切迫早産の呪いを受けたときに、すぐにかかりつけの預言者の元に転がりこめる場所にいることが大事だ。賢者の預言者は、「妊婦族に『旅行に行っていいですか』と聞かれるたび、またか・・・・と肩を落としてしまう。「その時点での」経過に問題がなければ、『旅行に行ってはいけない』と私から言うことはできない。ただし、妊娠中の旅行はあくまでも自己責任で。妊娠中というのは、いつ、何が起こるか、分からないものなんですからね。」と言い切っていた。

妊娠中のアクティブな生活と、まさかの事態まで考え勇者の安全を優先する生活と、どちらが大事か。
妊娠中は、安易に生活圏内を離れないようにするに越したことはない。

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