氷結属性魔法「フリージング」で創り出した一週間分の離乳食。
いざ、白魔法「余裕」で勇者のHPを回復せん!
勇者のHPを回復する、白魔法「余裕」
離乳食で一番大事なことは、常に栄養が完璧な食事をさせることではない。
他の誰でもない主人公の手で、口に一さじ一さじ運ばれる離乳食。
主人公にニコニコ見守られながら、自らの手で誇らしげに口に運ぶ離乳食。
勇者にとって、これ以上のごちそうがあるだろうか。
白魔法「離乳食」こそが、母子の信頼関係と「食」という勇者の人生の基盤を築いていく。
勇者のために、あれこれ模索して白魔法「離乳食」を極めようとする主人公の努力は、
食の基盤を得た勇者の健全な成長により、必ずや、報われるときが訪れる。
ときには、頭を抱えたくなるときもある。
口にスプーンを入れたらギャン泣き。
口に入れたモノをベーッと出してしまう。
指を口に突っ込み中身をかきだす。
離乳食をポイ投げして喜ぶ。
洗濯機を回したばかりなのに服を汚す。
好き嫌いで癇癪を起こす。
食べてほしい量を食べない。
食事中に立ち上がり歩き回る。
スプーンもハシもストローもなかなか使い方を覚えないetc・・・・。
そんなときに主人公が習得する白魔法が、「余裕」。
一生スプーンを拒否するわけじゃない~
腹が減ったら生存のために遊ばず食うさ~
洗濯機なんて何度でも回せばいい~
一生スプーンもハシもストローも使えないわけじゃない~
勇者に合わせたオリジナル呪文を口にだして唱えれば、白魔法「余裕」を放てる。
その白魔法「余裕」こそが、勇者を安心させて食に向かわせ、主人公をマニュアル通りの呪縛から解き放つ。
勇者アカ坊も、一時期は遊び食べにかなり手こずった。
食事の時間が来ると、「嗚呼、またこの忍耐の時間が来たか・・・・。」と思えてしまい、
ほとんど食べずに床にまき散らされた離乳食を見ては気分が落ち込んだ。
彼の場合、水気の少ないゴハンが口に入るとべろっと口から出したり、指をつっこんでかき出して遊んだりしていた。
仕方がないので、本にある「7、8ヵ月頃=7倍粥、8ヵ月後半頃=5倍粥、11ヵ月後半頃=1.5倍粥」からペースを遅らせて、水気の多い粥を食べさせていた。
ようやく、1歳を過ぎてしばらくしてから、1.5倍粥でも遊ばず食べるようになった。
大人になってもお粥しか食べない人間はいないし~である。
勇者のHP回復時に必要なアイテム
賢者イチオシの勇者食事用イスは「ベビービョルン ハイチェア」
お座りができる頃から使用可能で、テーブル部分がベルトの役割を果たし、装着しやすい。
食事中に勇者が暴れたり、ずり落ちたりすることもなく、スプーンを運ぶ傍ら勇者の姿勢を戻す手間が省ける。
何より、掃除が楽。カバーが洗濯できる!という触れ込みのイスもあるが、
フキンでサッと汚れを拭き取れる方が扱いやすい。
「リッチェル UF離乳食スタートカップ グリーン」
勇者が警戒しないやわらか素材のスプーン。
早い段階で普通のスプーンも問題なく受け付けるようになるので、とりあえず1本くらいあれば大丈夫。
ちなみにお出かけの際の離乳食は、衛生面から考えても既製品のベビーフードが便利。
ベビーフードにはお出かけ用にスプーンも付属しているので、リッチェルのスプーンを持ち出したことはない。
そのため、お出かけ用のスプーンセットは必要なかった。
また、「リッチェル わけわけ フリージング」から取り出した冷凍汁を解凍するのに、
カップが1つあると便利。
ついでに「和光堂 栄養マルシェ お子さまランチ」
外出先で離乳食を食べさせるときは、もっぱらこちらを利用。スプーンがついていて便利。
味は全部同じように感じるが・・・・。
「ピジョン ベビー食器セット < ディズニーベビー >」
食器は「茶碗」「スープ用お椀」「コップ」が揃っていれば、あとはお好みでOK。
スプーンに関しては、上記のリッチェルスプーンの方が使いやすかった。
「ベビービョルン ソフトスタイ」
普段のよだれかけとは別に、食事用のスタイも用意する。
なんでもいいのだが、大きめのサイズで防水できる素材のものがいい。
時期別ポイント
■離乳食初期(5~6ヵ月頃)
初めての食材は「ひとさじ(5CC)ずつ」「昼間に」与えるようにする。
アレルギー反応があった場合、どの食材がアレルギーの原因なのか特定しやすいためと、
何かあってもすぐに病院に駆け込める時間帯が望ましいためだ。
食材は混ぜ合わせるより、単品で「素材の味」を体験させよう。
食材がしっかり茹でてあれば、特別な調理は必要ない。
冷凍庫に用意してある「リッチェル わけわけフリージングカップ 50」をレンジで解凍し、
人肌程度の温かさにしたら、そのまま与えよう。
まだ解禁になる食材の種類は少ないが、A・C・F・G群の食材を慌てず一通り味わわせよう。
■離乳食中期(7~8ヵ月頃)
2回食に進んだら、食事の間隔は最低3~4時間は空けよう。
賢者の場合は、昼ごはんと夜ごはんの時間にしていた。
初めての食材は、必ず昼ごはんの時間に与えるようにした。
A・C・F・G群に加え、B・D群も解禁となる。
中には調理が難しい食材もあるので、無理してすべてを与える必要はないが、できるだけ多くの食材を経験させよう。
レンジで解凍したら、食材とスープをさっと混ぜてやるだけで、10分もかからずに見事な食事となる。
(トマトスープ+おかゆでトマトリゾット、サーモン+おかゆで鮭ごはん、など)
C~G群はたんぱく質なので、一回あたりの量に気をつけて、過剰な量は与えないようにしよう。
■離乳食後期(9~11ヵ月頃)
3回食に進み、食事時間は朝・昼・晩に調整する。
ただし、晩ごはんはあまり遅い時間には食べさせないようにする。
食材はE群を追加。アレルギーの恐れもある食材が増えてくるので、慎重に与えよう。
少量の調味料や油をつかった調理も可能になってくるので、
「リッチェル わけわけフリージングカップ 50」を解凍したら、
簡単に炒めたり味付けをしても可だが、調味料や油はほんの少しだけにする(醤油なら数滴程度)。
勇者が問題なく食べていたら、まだまだ素材のみで勝負してもいい。
調味料は慌てて加えて凝った料理にする必要はない。
10ヵ月頃から、手づかみメニューを追加してみよう。
野菜スティックの他、米の一部をじゃがいもに置き換えて、持ちやすい大きさで茹でてやり、
別途冷凍してもOK。
■離乳食完了期(1歳~1歳半頃)
少しずつ幼児食に近づいていくとは言え、まだまだ大人の奥歯のようにはいかない。
噛み切りにくい物は注意して食べやすくしてあげよう。
最初は形だけでもいいので、勇者自身にスプーンを持たせてみよう。
またこの時期には、一日1~2回のおやつ時間を追加。果物やおにぎり、穀物類などを与えよう。
カルシウム等が強化されている市販のおやつでもOK。
「おやつ」と言っても、まだチョコレートや普通のクッキーといったお菓子は与えないようにしよう。
「ベビービョルン ハイチェア」があれば食事中に動き回ることはないが、
口の中の物を出して投げる、などの行動に出るときは、この時期からは「しつけ始め」と思って、
いけないことだと言葉で教えてあげよう。
「やさしい離乳食―食育は赤ちゃんから」
参考書籍。しかし調理例はなかなか毎回とはいかない手間のかかったものが多いので、基本の調理方法だけ参考にしている。