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実家大陸

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実家大陸切迫妊婦の親が住む大陸。
親の理解度によって、攻略レベルが変化するので要注意。
安静冒険をよく理解していない親だと、悪気がないままに「安静冒険中にも関わらず、親戚モンスターを召喚され接待役をするハメになった」「どうせ家にいるんでしょ?とペットの世話を言いつけられた挙句、これ幸いと旅行に出かけられてしまった」などという話もある。
親の理解度が高い場合は、家事などを頼ることができ、精神的にも楽なエリアと言える。

実家大陸?自宅大陸?選択のポイント


自宅安静冒険となると、冒険の舞台を実家大陸にするか自宅大陸にするかで迷う切迫妊婦もいるだろう。
大事なのは、「どちらが主人公の身体的負担を減らし、胎内の勇者にとって望ましい環境かどうか」を選択の基準として判断することである。
以下は、実家大陸での安静冒険を選択するかどうかのポイントだ。

①実家大陸までの移動が可能かどうか
実家大陸も近所で病院大陸までの距離も変わらないならともかく、実家大陸が遠方の場合は、残念ながら実家大陸への移動自体に危険が伴う。
里帰り出産を希望している切迫妊婦は、妊娠生活半ばで実家大陸への道が断たれたことで、受けるショックは大きいだろう。
しかし、預言者が「長距離の移動はやめた方がいい。」と判断したら、その預言に従い、無理な帰省は絶対に避けたい。
もし主人公の独断で帰省を強行し、その結果道中で流産・早産となってしまったら、生涯取り返しがつかない。

確かに、実家大陸での至れり尽くせりの産前産後は諦め難いだろう。
しかし、世の中には事情あって実家を頼れず、里帰りができないどころか、親の助けが一切ない状況で産前産後を乗り切っているたくましい母親はたくさんいる。
ましてや、勇者の一生涯の健康と、一時的な産後の環境では、秤にかけられる問題ではないだろう。
親の方から助けに来てもらう、あるいは遠慮せずに義実家も頼る、民間の産褥シッターサービスを利用するなど、里帰りせずとも産前産後を乗り切れる方法を頭を切り替えて考えよう。

距離がそこまで遠方でない場合も、移動手段(安静のままの移動なので、自家用車の後部座席に寝たままとなるだろう)や所要時間を預言者に伝えて確認をとろう。
グレーゾーンだと言われたら、大事をとって無理して移動するのは避けた方がよい。

もちろん、今の病院大陸から遠ざかり通院が難しくなる場合は、実家大陸からすぐに駆け込める病院、受け入れ先の確認をとったのち、紹介状をもらうことが必要だ。
突然未知の病院大陸に転がり込むことは絶対に避けよう。

②実家大陸のそばにNICUも備える受け入れ先の病院大陸はあるか
実家大陸が主人公を受け入れてくれる態勢でも、近くに切迫妊婦族が移動するにふさわしい病院大陸がないなら、実家大陸での安静冒険はすすめられない。
遠方の病院大陸では通院が負担になるのに加え、今は自宅安静冒険の状態でも、週数が進めば病院大陸に移動しなければならない可能性は十分考えられる。また、実家大陸で安静冒険中に、早産の兆候につながる恐れもある。
そのとき、勇者に万が一のことがあってもNICUを備えた大きな病院大陸であれば対応可能だが、もし近辺にそうした病院大陸がないと、深刻なタイムロスにつながる危険性がある。
したがって、実家大陸近辺の病院大陸の情報は、選択の上では非常に大きなポイントになる。

逆に、自宅大陸周辺にNICUを備える大陸がなく通院が困難な場合は、もし実家大陸の周辺の方が恵まれていれば積極的に身を寄せることを検討した方がよい。
ただし、もし勇者がNICUへ入った場合、主人公の退院後は病院大陸まで通い搾乳した母乳を届ける必要が出てくるので、距離によっては産後なかなか自宅大陸に帰還するのが難しくなる恐れはある。

③実家大陸の家族構成
もし小姑や姪・甥が実家大陸に居住しているなら、姪・甥がある程度聞き分けができる年齢で、かつ兄弟や小姑と非常に関係が良好な場合を除いては、実家大陸に身を寄せるのは考えものかもしれない。

主人公にとって、実家は我が家、親も自分の親。
でも、今は違う。そこは親と同居している兄弟とその配偶者の家なのである。従って、主人公は居候という立ち位置になる。
切迫妊婦族を丸ごと保護する側もまた、気を遣い、大変な部分がある。
親や騎士ならいざ知らず、小姑の立場からすると、かなりの重荷になってしまうことがある。
自分が逆の立場だったら、と考えよう。

それでも、居候として気を遣ってでも自宅大陸より実家大陸の方がより安全だと判断したなら、頭を下げてお世話になろう。
そして出産後、落ち着いてからでもいいので、きちんとお礼をしよう。
自分の実家なのだから頼って当然、という態度でいては、やはり摩擦の元になりかねない。
兄弟も小姑も甥・姪も、これから生まれる勇者にとっては大事な親類である。
気持ちよく関係をスタートできるよう、配慮を忘れないようにしよう。

④騎士がどの程度まで安静冒険に協力できるか
騎士の仕事が多忙を極めており、連日深夜帰宅、頻繁に出張・・・・といった環境だと、家事のサポートなど切迫妊婦の保護がどうしても手薄になってしまう。
一人で自宅大陸で過ごす時間が多くなり、不安が募ってしまうこともあるだろう。万が一のときに騎士が在宅している可能性も低い。
もし負担が急増した騎士が精神的に追い込まれていたり、主人公自身のストレスがピークに達したり、あるいはそれによって夫婦仲に怪しい風が・・・・といった兆候を見せたら、他の条件も揃っているなら実家大陸に身を寄せ、休日に騎士に会いにきてもらうスタイルにするのも一つの方法だ。

だが非常に残念なことに、騎士に騎士たる自覚が足りない場合は、主人公が実家大陸に身を寄せることで、まるで独身時代に戻ったかのように自由を謳歌し始める・・・・そんな悲しい事態にならないよう、くれぐれも騎士としての自覚を持ち続けるよう強く諭し、連絡を密に取るようにしておきたい。
どの選択がより勇者のためになるか、夫婦でよく話し合おう。

⑤親との関係が良好か、親に理解があるかどうか
親との関係が良好で、かつ切迫流産・切迫早産における安静冒険の掟を理解してくれているなら問題ない。

しかし、
親は自分に対してとても理解があるわけではない。
通常の日常生活では親など頼らないのだが、今だけは勇者の安全のために、実家大陸に身を寄せた方がいいのか・・・・
でも安静冒険中にいろいろ言われたら、何かとストレスだろうし・・・・

そんなケースにおいては、上記のポイントも踏まえた上で、実家大陸に移動するメリットとデメリットをできるだけ列挙し、数と内容が勝った方を選択しよう。
もしメリットの方が上回るのであれば、下記の章を参照し、実家大陸での安静冒険に挑んでもいいかもしれない。

残念ながら理解がない場合の親対策


IMG_1036①「預言者から言われた」と必ず付け加える
「安静って言っても、お茶くらいは入れられるでしょ。」
「安静って言っても、グータラ寝てばっかりじゃなくて少しくらいは歩いたら?買い物行ってきてくれない?」
などなど、自分一人ならたやすく行動制限できることであっても、逆に親がいることで回避できなくなるケースがある。
特に親世代が老齢であると、何度同じことを言っても何度同じことを言っても何度同じことを言っても、分かってくれないこともある。

いちいち反論するのは面倒だしストレスになるばかりなので、
「そういうことしたら流産するって預言者に言われた。」の一言をテンプレとして使い回そう。
親世代には預言者の威光が一番効果的だ。預言者の威光をひけらかそう。

②認識の違いは諦め、流す。
切迫早産に限らず、「悪阻だからって甘えないできちんと食べないと、子どもに栄養がいかなくなる!」「妊婦はもっと食べろ!もっと体重を増やせ!」「母乳が足りていないんじゃないか」「離乳食と言ったら、果汁果汁果汁とにかく果汁」、あるいは「あんたを妊娠してるときは、どんどん歩き回ったものよ。少しは体力つけるために運動しないと、お産が大変になるのよ。」などと、親世代は何十年も前の知識をすぐに口に出してしまうことがある。
親世代の場合、かつてはネットもなく情報を比較する機会がなかったので、自分たちが出産期だった時代の「経験」のみが主軸となりがちだ。さらに、安静冒険など経験していないことは守備範囲外といったところだが、たとえ守備範囲外のことであろうと、口を出してくる・・・・これもありがちなことだ。
もし仮に、親自身に切迫流産・切迫早産の経験があったとしても、一人ひとり経過は違うのだということを、いまいち分かってくれないことすらある。

人生経験を積んだ世代ではあるが、祖父母としては「ピカピカのプレ一年生」である。気を遣う必要がない自分の娘、それも一見無症状なのに寝込んでいるとなれば、ああしろこうしろと口出ししたくなるのも分からないでもない。

もちろん、親世代と自分の認識が違うことで折れてしまってはいけない。主人公が従うべきは、ただ一つ。預言者の預言のみである。
ただ、親世代と自分の認識が違うことを、「諦め、流す」ことはできるかもしれない。

冷たい言い方だが、親と言えども所詮は他人。
100%の理解を期待せず、ただ自分の安静冒険を保護してくれることにだけ感謝しておけばいい。
そう思えば少し気が楽にならないだろうか。

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